みなさんは神経がどういう構造をしているか知ってますか?
ヘルニアなどの疾患の既往がある方で痺れがあった方は「◯◯神経の影響が考えられます。」などで聞いたことがあると思います。
しかし、実際どこから出ていてどうなっているかよく分からないですよね、、
そこで今回は神経の構造について書いていきます。
前回投稿した背骨についても関係するので是非ご覧いただければと思います。
前回の投稿のURLを貼っておくので是非そちらもご覧ください。https://ark-conditioning.com/news/2968
神経系の基本構造
まず初めに神経の基本的な構造について書いていきます。

神経の基本的な構造は上の図のようになっています。
神経の構成単位は神経細胞(ニューロン)となっており、細胞体から軸索と樹状突起という神経繊維で構成されています。
細胞体
細胞体の中心には核が存在し、細胞活動に必要なタンパク質などが作られます。
樹状突起
樹状突起はシナプスの伝達を受け取る役割があります。
シナプスの興奮伝達を受け、電気信号に変えます。
軸索
軸索はミエリン硝とも呼ばれ、他の神経細胞や筋肉に向けて電気信号を送る役割があります。
シナプス
シナプスはニューロン同士が情報をやり取りする際に接する部分となります。
神経伝達は基本的に一方向で起こります。
まず神経細胞が他の神経細胞から情報を受け取ると、樹状突起を介して、細胞体に伝達されます。
そして細胞体から軸索へ伝わり、シナプスに到達します。
中枢神経と末梢神経
最後に神経系で重要な2つの神経について書いていきます。
中枢神経
中枢神経は脳と脊髄で構成されます。
脳は大脳、脳幹、小脳で構成され、情報処理が中心となります。
脳幹は間脳、中脳、橋、延髄で構成されます。
脊髄は脳からの指令を体の各部位に伝えたり、体からの情報を脳に伝える役割があります。
末梢神経
末梢神経は脳・脊髄神経と自律神経に分けられます。
脳神経は12対の神経となっており、頭部・頚部・顔面を支配する神経となります。
12対の構成は以下の通りとなります。
大脳→嗅神経、視神経
中脳→動眼神経、滑車神経
橋→三叉神経、外転神経、顔面神経、内耳神経
延髄→舌咽神経、迷走神経、副神経、舌下神経
どれも欠けてはいけない部分で、どれか1つでもダメージを受けるとその神経支配下において障害が出ます。
脊髄神経は脊髄から分岐し、31対となります。
それぞれ頚神経、胸神経、腰神経、仙骨神経、尾骨神経に分けられます。
頚神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対となります。
最後に
今回は神経について書いていきました。
今回書いた内容は基本的なものとなるので、またそれぞれの詳しい内容も書いていこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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