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鍼灸

ツボ【経穴】とは

鍼灸の治療と聞いて、思い浮かびやすいのは【ツボ】だと思います。

この、ツボとはなんなのかをご説明したいと思います。

ツボは反応点であり治療点

ツボとよく聞きますが正式名称は【経穴】といいます。

これは身体の中を流れる経絡というもののエネルギーが表面に現れている場所の事を言います。

経絡のには【気】や【血】といった身体を動かかすエネルギーが流れているので、それを養う、流れをよくする

また経絡は【五臓六腑】と言われる、身体の働きの大きな指令場所につながっているため、そこを元気に働かせる、働きすぎている場合は働きを抑える

そんな治療をするために経穴を使います。

なので身体の不調がある時は経穴がくぼんでいたり、ふくらんでいたり、湿っていたり、押したら痛かったりという反応があり、そこに治療として鍼をうつので、経穴は反応点であり治療点であると言われています。

ツボのある場所

肩が痛い、腰が痛いなどの時に手や足に鍼を刺してもらった事がある方もいらっしゃると思います。

なんで痛いところに刺さないのに良くなるのか

これは先ほどの経絡の流れが関係してきます。

肩が痛いのは五臓六腑のどこが元気がなくて痛くなっているのか

逆にどこが働きすぎていて痛いのか

これを【脈】や【舌】【お腹】を見て、触らせていただいて考えていきます。

もちろんお話を伺い、食生活や睡眠などの生活スタイルなども含めて考えます。

経穴には五要穴と五兪穴という経穴の中でも治療効果の高い経穴があります。

それらは基本的に肘から手先、膝から足先の間にかたまって存在しています。

これは古代中国の王様などの偉い方は豪華な服装をされていて脱ぐのに時間がかかるために座ったまま、服をめくって治療できる範囲だったという説もあります。

なので辛いな、痛いなと感じたら自分でも押しやすい所にあるので、五要穴(ごようけつ)・五兪穴(ごゆけつ)は押してみてください。

この五要穴・五兪穴とほかの経穴を症状に合わせ組み合わせていきます。

ツボは目に見えてるかも

経穴は目に見えない、経絡を流れている気も目に見えない

東洋医学は目に見えないものを使って身体の状態をみています。

ただ、もしかしたら経穴の場所は皆さんも目に見えているかもしれません。

ほくろ

身体に少なくとも1つはあると思います。

このほくろ、実は経穴の位置に出ることがよくあります。

ご自身の身体にあるほくろも経穴の位置と同じかもしれないので、よかったら調べてみてください。

合谷穴「ごうこく」

1つ覚えてると便利なツボを紹介したいと思います。

  • 合谷穴

とにかく万能な経穴です。

場所は親指と人差し指が会う場所(交わる場所)谷は窪んでる所を示すので、親指と人差し指の骨の交わるところの窪みにあります。

合谷穴は手の陽明大腸経の原穴(げんけつ)

原穴は元気(エネルギー)が多く集まる所といわれています。

経穴が属する五臓六腑、合谷穴で言うと「大腸」の原気があるかはここで分かります。

合谷穴はこれ以外にも、ストレスや肩こり、痛みの抑制などなどたくさんの効果効能がある経穴になります。

是非使ってみてください!

また鍼灸で使う東洋医学のお話をしていきたいと思います!

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